イヌリンとは果糖がつながりあった、多糖類。栄養学的には水に良く溶ける食物繊維と表現され、わたしたちが普段よく食べているタマネギ、ゴボウ、ニンニクなどの植物に含まれています。ブルーアガベに含まれるイヌリンの量(0.5-3%)は、穏やかな形で体に食物繊維を与えてくれます。ブルーアガベはイヌリンを摂取でき、腸に優しく、その美味しさが舌にうれしい天然甘味料です。 ブルーアガベの場合は、根っこにではなく地上に生えたパイナップルのような部分(ピニャ、右写真)がイヌリンの蓄積場です。
ヒトの体はデンプンを糖に変化させるために酵素を分泌します。イヌリンはこれらの酵素で消化されず体内を通過して腸に達します。そして腸内細菌増加のお手伝いになるのです。
腸内細菌の働きは、免疫力・自然治癒力を高める、体内酵素を作る、細菌や毒素を殺す、発ガン物質を分解する、消化吸収を助けるなど多岐にわたり、腸内の状態を健全に保つことは健康維持に必須!
腸内細菌が増加するということは”腸内が元気になる”ということ。老廃物が腸内にとどまっている時間が短い=健全な排泄がうながされます。つまりイヌリンは便秘を防ぐお手伝いをします。
腸内を通過するときに水分を含んだゲル状で通り過ぎるイヌリンは、腸内の余分な栄養や糖分をまきこみ、体外に排泄します。 糖分の吸収をふせぐことは食後の血糖値の急上昇を予防し、中性脂肪など肥満の原因になる栄養素の吸収を防ぐことで脂肪がつきにくい体質へ導いてくれます。
メキシコでは農地、工場ともに有機JAS認証をはじめハラールやコーシャーなどのオーガニック認定を受けています。